BIG3の前のウォームアップ:何をどれくらいやればいい?
重い重量を扱うBIG3では、ウォームアップの内容がその日の調子とケガのしにくさを左右します。一方で、やりすぎると本番のセットの前に疲れてしまいます。ちょうどよいウォームアップの流れを、3つの段階に分けて解説します。
ウォームアップをする理由
- 体を動きやすくします。体温が上がり、筋肉や関節が動きやすくなります。
- フォームを確認できます。軽い重量で動きを確かめてから重くしていくと、フォームが崩れにくくなります。
- 重さに体を慣らせます。いきなり重い重量を持つより、段階的に上げたほうが本番のセットで力を出しやすくなります。
全体の流れ
| 段階 | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 体を温める | バイクや早歩きなどの軽い有酸素運動 | 5分ほど |
| 2 動的ストレッチ | 体を動かしながら関節を大きく回す | 3〜5分 |
| 3 ウォームアップセット | その日の種目を、軽い重量から段階的に | 種目ごとに5〜10分 |
全部で15〜20分ほどが目安です。ジムに行く時間が限られている日は、段階3を優先してください。
段階1 体を温める
エアロバイクや早歩きなど、軽く息が弾むくらいの運動を5分ほど行います。うっすら汗ばむくらいになれば十分です。ここで疲れてしまうほどの強さは必要ありません。
段階2 動的ストレッチ
動的ストレッチは、反動をつけずに体を動かしながら、関節を大きく動かすストレッチです。その日の種目で使う部分を中心に、それぞれ10回ほど行います。
- 脚の前後振り:壁に手をついて、片脚を前後に大きく振ります。スクワットとデッドリフトの前に。
- 股関節回し:片膝を上げて、外側に大きく円を描くように回します。
- 自重スクワット:バーを持たずに、深くしゃがんで立ち上がります。
- 腕回し:両腕を前後に大きく回します。ベンチプレスの前に。
- 胸と背中のストレッチ:四つんばいで背中を丸めたり反らしたりします。
1か所を60秒以上じっと伸ばし続ける長い静的ストレッチは、直後の筋力が少し下がることがあると報告されています。静的ストレッチをするなら短めにし、しっかり伸ばすのはトレーニングの後に回しましょう。
段階3 ウォームアップセット
その日の種目を、軽い重量から少しずつ重くしていきます。ポイントは3つです。
- 重量を上げるほど回数を減らします。ウォームアップで疲れないようにするためです。
- 最後のウォームアップは、本番の重量の85〜90%くらいにします。本番の重さの感覚をつかめます。
- セット間の休憩は1〜2分にします。最後のウォームアップの後だけは、2〜3分休んでから本番に入ります。
重量ごとのセットの組み方の例
本番の重量が100kgの場合
| セット | 重量 | 回数 |
|---|---|---|
| 1 | 20kg(バーのみ) | 10回 |
| 2 | 40kg | 5回 |
| 3 | 60kg | 3回 |
| 4 | 75kg | 2回 |
| 5 | 90kg | 1回 |
| 本番 | 100kg | メニューどおり |
本番の重量が40kgの場合
| セット | 重量 | 回数 |
|---|---|---|
| 1 | 20kg(バーのみ) | 10回 |
| 2 | 30kg | 5回 |
| 3 | 35kg | 2回 |
| 本番 | 40kg | メニューどおり |
本番の重量が軽いほど、ウォームアップのセットは少なくて済みます。
よくある質問
2種目目もウォームアップが必要ですか?
必要ですが、短くて大丈夫です。体はすでに温まっているので、段階1と段階2は省き、ウォームアップセットを2〜3セットに減らします。
時間がない日はどうすればいいですか?
段階1と段階2を短くして、段階3のウォームアップセットは必ず行ってください。重い重量をいきなり持つのが一番危険です。
ウォームアップで疲れてしまいます
回数が多すぎる可能性があります。重量が重くなったら、1〜3回に減らしましょう。ウォームアップの目的は、疲れることではなく準備することです。
BIG3 メニューメーカーでは、MAX測定日のウォームアップの段階も自動で表示します。
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