RPEとは?「きつさ」で重量を調整するトレーニング方法

RPEは、セットの「きつさ」を数字で表す方法です。その日の体調に合わせて重量を調整できるので、多くのトレーニングメニューで使われています。RPEの意味と、初心者が正しくつけるコツを解説します。

RPEとは

RPEは「Rate of Perceived Exertion」の略で、日本語では「自覚的運動強度」と呼ばれます。もともとは運動のきつさ全般を表す指標です。筋トレでは「あと何回挙げられたか」をもとに、1〜10で表すのが一般的です。この使い方は、パワーリフティングの分野で広まりました。

RPEの目安表

RPE状態残りの回数(RIR)
10限界。もう1回も挙げられない0回
9あと1回なら挙げられた1回
8あと2回挙げられた2回
7あと3回挙げられた。バーのスピードはまだ速い3回
6あと4回以上挙げられた4回以上
5以下ウォームアップ程度の軽さ―

RIRは「Reps In Reserve」の略で、残りの回数のことです。RPEとRIRには「RPE = 10 − RIR」という関係があります。

RPEを使うと何がよいか

同じ重量でも、日によってきつさは変わります。睡眠不足の日や、仕事や勉強で疲れている日は、いつもの重量が重く感じます。

1RMに対する割合だけで重量を決めると、調子の悪い日はきつすぎ、調子の良い日は軽すぎることがあります。RPEも一緒に見ると、その日の体調に合わせて重量を調整できます。このように体調に合わせて負荷を変えることを「オートレギュレーション」と呼びます。

RPEを使った重量の調整方法

例えば「5回×3セット、RPE8」というメニューなら、1セット目を終えた感覚で2セット目以降の重量を決めます。

1セット目の感覚2セット目以降
RPE9以上(あと1回しかできなかった)2.5〜5kg下げる
RPE8前後(あと2回できた)そのまま
RPE7以下(あと3回以上できた)2.5kg上げる

RPEが1違うと、重量はおよそ2〜4%違うのが目安です。100kg前後の重量なら、2.5〜5kgの差になります。

初心者がRPEを正しくつけるコツ

筋トレを始めたばかりの方は、限界まで挙げた経験が少ないため、実際よりきつく感じてRPEを高くつけすぎることがよくあります。「もう限界」と思っても、実際にはあと2〜3回挙がることも珍しくありません。

  • 動画を撮ります。バーのスピードが明らかに遅くなった回は、RPE8〜9のことが多いです。
  • 時々、最後のセットで限界近くまで挙げてみます。セーフティバーをセットした安全な状態で行い、「限界」の感覚をつかみます。
  • 記録にRPEも書きます。重量と回数の横にRPEを書いておくと、自分の感覚のくせがわかります。
  • 迷ったら軽めの重量を選びます。重すぎる重量でフォームを崩すより安全です。

BIG3 メニューメーカーでのRPEの見方

BIG3 メニューメーカーのメニューには、メイン種目ごとに「RPE目安」を表示しています。表示された重量でやってみて、目安より明らかにきつい日は、重量を2.5〜5kg下げて構いません。

反対に軽すぎると感じる日も、メニューの重量のままフォームを丁寧に練習するのがおすすめです。重量は、8週目にMAXを測り直してから上げていきます。

RPEの目安つきで、8週間のメニューを作れます。

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