トレーニングベルトは必要?使い始める時期と選び方

ジムで腰に太いベルトを巻いている人を見かけて、「自分にも必要かな」と思ったことはありませんか。トレーニングベルトの役割と、使い始める時期の目安、選び方と巻き方をまとめました。

トレーニングベルトの役割

トレーニングベルトは、腰を固定して支える道具だと思われがちです。しかし主な役割は、腹圧を高めやすくすることです。

息を吸ってお腹に力を入れたとき、お腹がベルトを内側から押し返します。押し返す壁があることで、お腹をより強く固めやすくなります。お腹が固まると背中がまっすぐ保たれ、重い重量でも体がぶれにくくなります。

腹圧の入れ方そのものは、ベルトなしで身につける必要があります。ベルトは、身につけた腹圧をさらに高めるための補助だと考えてください。

使い始める時期の目安

筋トレを始めたばかりの時期は、ベルトなしで練習するのがおすすめです。まずは、自分の力で腹圧を入れる感覚を覚えることが大切です。

次のような状態になったら、ベルトを使い始めてよい時期です。

  • ベルトなしで、腹圧を入れる手順が毎回同じようにできる。
  • MAXの80%を超えるような、重い重量を扱うセットが増えてきた。
  • スクワットやデッドリフトで、自分の体重くらいの重量を扱えるようになってきた。

ベルトを使うのは、重いセットだけで十分です。軽いウォームアップのセットでは外しておき、ベルトなしでも腹圧を入れる練習を続けましょう。

ナイロンと革の違い

種類特徴向いている人
ナイロン面ファスナーで留める。柔らかく、着け外しが簡単。価格が手ごろ初めてベルトを使う人。いろいろな種目で使いたい人
革・ピン式穴にピンを通して留める。硬く、支えが強い高重量のスクワットやデッドリフトを行う人
革・レバー式レバーで一気に締められる。締める強さを毎回そろえやすい高重量を扱い、毎回同じ締め具合にしたい人

レバー式は、締める位置を変えるのに工具が必要なものが多いです。体重の変化が大きい時期には、ピン式のほうが調整しやすいです。

選び方のポイント

サイズ

ベルトを巻く位置、おへそのあたりのお腹周りを測って選びます。ズボンのウエストのサイズとは違うことが多いので、メーカーのサイズ表を確認しましょう。

幅

前から後ろまで同じ幅のものを選びます。後ろだけが太く、前が細いタイプは、お腹で押し返す面が小さく、腹圧を高める目的には向いていません。幅は10cm前後が一般的です。パワーリフティングの試合では、幅10cm以内という決まりがあります。

厚さ

革のベルトには、厚さ10mmと13mmのものが多くあります。初めての革ベルトなら、なじみやすい10mmがおすすめです。

正しい巻き方

  1. 骨盤の少し上、おへそのあたりにベルトを当てます。高すぎると肋骨に当たり、低すぎると骨盤に当たって動きにくくなります。
  2. 息を吐いた状態で、きつすぎない程度に締めます。
  3. 大きく息を吸ってお腹を膨らませたとき、お腹全体がベルトを押し返す感覚があれば適切です。

締めすぎると息が吸えず、かえって腹圧を入れにくくなります。息を吸えるすき間を残すのがコツです。

使うときの注意

  • セットが終わったら緩めます。締めたままでいると、息苦しさや血圧の上昇につながります。
  • ベルトを巻けばフォームが直るわけではありません。背中が丸まるなどフォームの問題がある場合は、重量を下げてフォームを見直しましょう。
  • 持病がある方は医師に相談してください。腹圧を高めて息を止めると、血圧が一時的に大きく上がります。高血圧や心臓の病気がある方は注意が必要です。

重い重量を扱う準備ができたら、8週間のメニューで記録を伸ばしましょう。

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